※今日は国際女性デーです。…が、私は男性が、女性が、という考え方があまり好きではないので、女性目線のみで考えたり判断しないよう心がけています。
昨日に引き続き、女性学のテーマの一つだったトランスジェンダー、トランスセクシュアルについてを書こうと思う。
これらの言葉がよく分からないという方へ↓
トランスジェンダー
トランスジェンダー(transgender):心の性(性自認)と、身体の性(生物学的性別)が一致しない人、出生時に割当てられた戸籍上の性別に違和感のある人を言います。
トランスセクシュアル
トランスセクシュアル【Transsexual】
とあり、何人かは手術をすることもあるよう。海外では手術の有無関係なく、心と体の性の不一致を総称してトランス(Trans)というようだ。
今回日本語でトランスについて調べていたら、情報が少ないということや言葉の意味が定まっていないことから、まだあまり浸透していないということがわかった。
話は戻って…
女性学でLGBTQがテーマだった週があった。特にトランスのことを取り上げた記事が印象に残っている。
まだまだ理解されないトランスの人は
- 日々の差別、偏見
- トイレの利用
- 更衣室、試着室の利用
- 銭湯、温泉の利用
- 制服や水着の着用
- 専門医がいない、もしくは医者などからも偏見を受け、診てもらえない
- 書類の性別に男・女しかない
- 就職活動
など、これ以上にさまざまな場面で苦しんでいる。
トランスの情報を集めていた時、こんな記事を見つけた↓
何度も仕事とは無関係な質問をされ、ただ傷つけられて終わった久保さんの就職活動に、心が痛んだ。
日本人はさりげなく人を傷つけないように、NOを言わなかったり、言葉を濁すことが多いと思っていたが、こういう時は、白黒付けたいようだ。
中にはLGBTQは「一時の気の迷い」だったり「病気」だと勘違いする人もおり、薬を服用したり治療をすれば治ると思っているのも事実だ。これは世界共通のようだ。
では、どのように対処していくべきなのだろうか。
国によっては書類やアンケート等の性別の欄に、男、女、その他、答えたくないなどの選択肢があるようだ。
あるレストランではトイレを🚹か🚺に分けるのではなく、
Fire(火), Earth (大地), Wind (風), Water (水)
などに分けていたところもあった。これはなかなか面白い発想だと思った。これならLGBTQの人たちも使いやすいだろう。
このLGBTQのテーマの週に1人の学生が挙手した。その子は本当にさりげなく、「私はバイで、私の姉はレズビアンなんだけど…」と話し始めた。正直驚いたが、あまりそれを顔に出さないようにしようと必死だった。
私が驚いたのはその学生がバイで、お姉さんがレズビアンであるという事実にではなく、周りを気にず堂々と話していたからだ。その姿は清々しくさえ見えた。
彼女もお姉さんも、たくさん葛藤があり、辛い思いをしたのだろう。それでもクラスに自分のアイデンティティーについて迷うことなく話したことをとても誇りに思った。また、貴重な体験談をシェアしてくれたことに感謝した。
残念ながらLGBTQを受け入れられない人、理解できない人がまだまだ世の中にはいる。でもそこであきらめるのではなく、その人たちがわかるまで時間をかけて分かりやすく説明していく必要があるのだろう。
LGBTQへの差別、偏見はもちろん日本だけではなく、世界中で問題になっている。すぐにこの状況を変えることは困難だが、少しずつでもみんなが自分らしく生きていける世の中になったらいいな。
今日もみんなが自分らしく過ごせますように💖
最後まで読んでくれてありがとう╰(*´︶`*)╯♡